日本の技術は世界一だか労働者には厳しい 日本のトンネル難工事ランキング

ランキング,リストアップ

5位 安房峠トンネル(4,370m) 

中部縦貫自動車道(安房峠道路) 
平湯IC~中ノ湯IC 
長野県・岐阜県 

飛騨山脈の活火山地帯をぶち抜くトンネル 
上高地の横にあり、工事終盤に大規模な水蒸気爆発が発生し作業員が死亡しているこの時死体は立ったままの状態で見つかった。この事故の影響でトンネルのルートが変更となったそのため長野県側トンネル出口付近には急カーブが存在する
また当時の予定ルートに建てられた橋脚などは現在もそのまま放置されているためかなり不気味

4位 青函トンネル(53,850m) 

北海道新幹線・津軽海峡線 
中小国駅~木古内駅 
北海道・青森県 

北海道と本州を結ぶトンネル。
現在は交通機関用トンネルとしては現在スイスのゴッタルドベーストンネルに次いで世界2位の長さを誇る
新オーストリア工法(NATM)により掘られた長大トンネルの最初の例となっており、海底を通るトンネルということで軟弱地盤・異常出水により工事は困難を極めた。それに加えて工事現場での人命が今ほど重要視されていなかった時代背景もあり多くの死者が出た。
未だに出水は続いており常時ポンプによる排出が行われている。

3位 飛騨トンネル(10,710m) 

岐阜県を通る東海北陸道のトンネルで道路トンネルとしては日本で3番目の長さを誇る
2007年に開通し平成最後の巨大プロジェクトとも言われた
籾糠山といういかにもヤバそうな名前の山をぶち抜いているトンネルで、トンネル掘削以前にはまともに地質調査も行われていなかったため「掘ってみないと分からない」と言われる始末だった。
トンネルボーリングマシン(TBM)を使用して掘削が行われるも非常に強力な地圧(土被り1,000m以上)、湧水(毎分70t,青函トンネル以上)、複雑な地質(破砕帯が極めて多く存在する)の影響で2台のボーリングマシンが壊された
加えてトンネルの立地が山奥であり物資の搬入すら困難な場所であったため多くの歳月を費やすこととなった
このボーリングマシンの外壁は現在そのままトンネルの壁面として使われている。なおこれだけの難工事であったのにも関わらず奇跡的に死者は0名だった。

2位 中山トンネル(14,857m) 

上越新幹線 
高崎駅~上毛高原駅 
群馬県 

上越新幹線のトンネル。上越新幹線にはこの他にも全長が20kmを超える大清水トンネルが存在しており、建設計画時はそちらが難航時になると予想されていたが、このトンネルはそれをはるかに上回る難工事となった地質調査をまともに行わずに工事を始めるという杜撰な計画のせいもあり、大滞水塊(地下水を蓄えた巨大な空洞)をぶち抜いてしまう。 
その影響で毎分80tという信じられない量の出水が起きた(青函トンネルの出水量は毎分20tー) 結果、トンネルの一部を放棄し大体水塊部分迂回するように設計が修正されたその影響でトンネル内にカーブが存在し、現在上越新幹線はこのトンネル内で速度を160kmまで落として運行している。 

1位 鍋立山トンネル(9,117m)

北越急行ほくほく線 
まつだい駅~ほくほく大島駅 
新潟県 

新潟県上越市・十日町市に跨がるトンネル 
 工事中に泥火山というやべー地質をぶち抜いてしまいとんでもない難工事となる。 
 トンネルの9割は建設開始7年で完成していたものの最後の645mの掘削に22年を費やした
 最後の645mを掘削している際に泥火山に衝突
 非常に流動性の高い泥と可燃性ガスが強大な地圧により噴出する。 
 非常手段への対抗策として当時最新鋭のトンネルボーリングマシンを投入するも地山の強度が低くカッターが拘束されてしまう 
 そしてボーリングマシンの後退速度(毎分6cm)より地山の押し出し(毎分10cm)の方が強くなり制御不能となってしまう。 
 結果、1ヶ月で-100mという信じられない結果を残すこととなった
この後もまるで博覧会のように様々なトンネル掘削方法が投入されるもことごとく敗北。 
結局は工費が跳ね上がるため最終手段であった薬液注入で地質を強引に固め、手彫りで掘りすすめるという原始的な工法により工事が行われた(日進50cm)

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